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『フラガール』
2008/04/20(Sun)
フラガール メモリアルBOXフラガール メモリアルBOX
(2007/03/16)
松雪泰子、豊川悦司 他

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昭和40年、福島県いわき市は炭鉱の町だったが、石炭から石油へエネルギー源が変わり、閉山が続いていた。その危機に炭鉱会社が目をつけたのは観光。いわき市にレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」と作ろうとする。目玉はフラダンスのステージだったが、ダンサー募集に集まったのは素人の娘たち。ダンス教師として東京からプロのダンサーを呼ぶが、彼女は田舎をバカにして教える気がない。しかし、次第に娘たちの一途さに心を動かされる。
現在「スパ・リゾート・ハワイアンズ」に改名した元「常磐ハワイアンセンター」誕生実話を映画化。炭鉱の町の危機をフラダンスで救おうとするけなげな女性たちを受け入れなかった炭鉱の男たちが、彼女たちの熱心さに心を開いていくプロセスや、家族のエピソードなど、ひとつひとつに胸が打たれる。ちょっとした一言に涙が溢れてしまうのは、感動の琴線にふれる脚本とキャストの熱演。とりわけ教師演じる松雪、メインダンサーを演じる蒼井優、徳永えり、池津祥子、南海キャンディーズのしずちゃんの体当たりの演技によるところも大きい。実話の中に『ウォーターボーイズ』のひとつのことに打ち込む情熱、『リトル・ダンサー』の子供の成長と親子の愛情などのエッセンスが盛り込まれ、楽しく感動できる作品になった。(斎藤 香)


ダンナさんが「おもしろかった」と言って何度も観てるのに(珍しいこと)、
私は時間がなくてまだだったDVD。
観てみました。
おもしろかったーq(T▽Tq)(pT▽T)p
笑いました。泣きました。
観終わるまでに何度も泣けました。
終わってすぐに2回目を観ました。
また泣きました。
で、こんな時間(汗)

えーよー。これ。
松雪さん、綺麗だわー。
蒼井優ちゃん、可愛いわー。
岸部一徳さん、ええ味だしてます。
富司純子さんもいい〜。

いわき市が地方自治体として先見の明があったこと、娘たちの健気さ、
先生と生徒の愛情、親兄妹の愛情や、友情。。
えらく盛りだくさんだけど、いちいち感動。

お気に入りです。
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最近読んだ本
2008/03/16(Sun)
忘れちゃうからメモ(汗)

今、何してる? (朝日文庫)今、何してる? (朝日文庫)
(2005/03/17)
角田 光代

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ホームレス中学生ホームレス中学生
(2007/08/31)
麒麟・田村裕

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寄る辺なき時代の希望―人は死ぬのになぜ生きるのか寄る辺なき時代の希望―人は死ぬのになぜ生きるのか
(2006/09)
田口 ランディ

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母 (角川文庫)母 (角川文庫)
(1996/06)
三浦 綾子

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孤独のとなり (角川文庫 (5537))孤独のとなり (角川文庫 (5537))
(1983/01)
三浦 綾子

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頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)
(2004/06)
樋口 裕一

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草原の記 (新潮文庫)草原の記 (新潮文庫)
(1995/09)
司馬 遼太郎

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ポケット・ジョーク (2)ポケット・ジョーク (2)
(1980/05)
植松 黎

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るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 (巻之11)るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 (巻之11)
(1996/06)
和月 伸宏

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1〜27巻まで息子に借りたw


ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 (1) (ジャンプ・コミックス)ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 (1) (ジャンプ・コミックス)
(2005/05/02)
西 義之

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1〜8巻まで。
続きが読みたいw
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映画『ボーン・アルティメイタム』
2007/11/23(Fri)
ボーン・アルティメイタム

『ボーン・アルティメイタム』

解説: 記憶を失った元CIAの暗殺者ジェイソン・ボーンが活躍する大ヒット・シリーズの第3作。今作では、ついにボーンが自らの忌まわしい過去と対峙(たいじ)し、彼の“自分探しの旅”に衝撃の結末が訪れる。主人公のボーンを演じるのは、前2作に引き続きマット・デイモン。監督は前作『ボーン・スプレマシー』のポール・グリーングラスが務めている。息をもつかせぬスリリングな展開と、3つの都市を舞台に繰り広げられる迫力のアクション・シーンが堪能できる。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 自分を暗殺者に仕立てあげたCIAの極秘プロジェクト、“トレッドストーン計画”などに関する取材を進めていた新聞記者ロス(パディ・コンシダイン)とロンドンで接触しようとしたボーン(マット・デイモン)。しかし、CIAの現地要員に監視されていたロスは、若い暗殺者(エドガー・ラミレス)に狙撃されてしまう。(シネマトゥデイ)


娘がビンゴゲームでゲットしてきた映画のチケットを
「お父さんとお母さんに」とプレゼントしてくれたので行ってきました。
『いい夫婦の日』とかでペア2000円。
へぇー、そうなんだ。
偶然だったんだけど、そんな日に映画館に来たのなら
『いい夫婦の日』を有効に活用するかと悩んじゃった。
期限内に行き損ねてせっかくのプレゼントを無駄にしてはいけないし。
チケットを使うことにしました。

ダンナさんの希望で『ボーン・アルティメイタム』
私は『ボーン・アイデンティティ』『ボーン・スプレマシー』もまだ観てなかったの。
前もってDVDを観てからのお待たせ映画鑑賞でした。

映画館のスタッフさんが「結構、混み合っております」って言ったのにガラガラでした。
ダンナさんと「混み合っててこれ?」と笑って。
ビールとでっかいポップコーン。
ダンナさんてば、静かなシーンではポップコーンを噛むのを中断してるw

映画は面白かったです。
アクションシーンは「ぅおお」モノ。
記憶がなくても頭脳明晰で強い優秀な暗殺者ボーン。
かっこいい〜。
若い暗殺者に追い詰められたとき「なぜ俺を殺さなかった?」と問われて、
「お前はなぜ俺を殺そうとする?」と問い返す。
自分を取り戻せと。

帰りにファミレスで軽く食事してたくさん話しました。
嫁さんが仕事に出るのはやっぱり嫌だそうです。

仕事が楽しいわけない(爆)
俺なら働かない。
考え方が古いと言われても嫁さんには働かずに家にいて欲しい。
生活を維持するためにプラスアルファの収入が必要な現実があるから、
簡単に働くなと言えないのが複雑な気持ちではあるが…と苦笑い。

私は仕事は楽しいよ。
そりゃしんどい時も多いし、家事がおろそかにもなってる(汗)
生活に余裕があって尚、仕事ができる環境が理想だな。
夫婦だけど、あなたと私は別人格で、あなたの理想と私の理想が違うだけ、ね。

そんな話を気まずい空気にもならずに話してました。
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『水は答えを知っている その結晶にこめられたメッセージ』
2007/10/28(Sun)
水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ 水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ
江本 勝 (2001/11)
サンマーク出版

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って、まだ読んでませんw
整体師さんから「水の結晶」の話を聞いた。
へぇ〜〜って思って、ネットで調べてみたらあった。
これか!
波動機器や蒸留水や開運グッズを販売してるらしい。
バイブル商法か?!と、ちょこっと身構えてしまった(汗)

本の中で
「水は無機質な存在ではない。
 意識をうつし込む力をもった結晶で構成されている。
 水は周囲の肯定的あるいは否定的な状況を感じ、それに応じた反応を見せる」とある(らしい)

水の結晶(氷結結晶)は周囲の状況だけでなく音楽や言葉にも反応するというのだ。

「どうせダメ」「不幸だわ」とか「〜しなさい」の命令形。・・・結晶の形が崩れる。

「きっとできる」「幸せ」「ありがとう」・・・美しい六角形の結晶になる。

でね、言葉や音楽だけじゃなくって文字にも反応するって。
日本語でも英語でも関係なく。
摂取する水もさることながら、人間の体の60%以上は水分でできているんだから直撃なわけね。

人のちょっとした一言に一喜一憂することがある。
大きな影響を受けたり。
そういった精神的な話じゃなくて、物理的にも影響受けてるんだー。

そうかー。そうなのかー。
すごいなー。(ええ、すっかり真に受けてます)

つまり、その言葉がホントだろうがウソだろうが見せかけだけだろうが関係なく、
美しく優しく前向きな言葉を周囲に振りまいてだね、
あ、いや、それはそれでかなり無理があるし考えるだけで疲れるから、
せめてネガティブな発言や嫌味や批判や泣き言や愚痴(多いな・汗)は
極力、少なくするように努めていくことで十二分に何らかの効果が得られるわけだなっ!

最近、私が友達に送ったメールで
「そんな奴には“ナメんじゃねぇ、ボケッ”て言ってやれ!」って。
その前のメールでは「目潰しくらわすぞ」って。
・・・。
乱暴な言葉を発言するだけじゃなくて人に勧めてるやん(^。^;)
反省www
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『「続ける」技術』
2007/10/14(Sun)
「続ける」技術 「続ける」技術
石田 淳 (2006/10/20)
フォレスト出版

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出版社/著者からの内容紹介 英会話学習、各種試験勉強、日記・手帳術、禁煙、ダイエット......。世の中、継続しなければ意味がないものばかりですね。しかし、「長続きさせる」って、なかなか難しい。いつまでたっても目標達成できずに、挫折感を味わうだけ。 「あ〜あ、自分は何て意志が弱いんだろう......」ひょっとしてこんなふうに思って、自信をなくしていませんか? 本書でご紹介する「行動科学に基づいた『物事を継続させるための』セルフマネジメント手法」は、あなたの意志の弱さや性格、精神論や根性とはまったく無縁のものです。無駄な努力の必要がない、誰にでもできるスキルなのです。 ●ある行動を増やす ●ある行動を減らすこの「行動のコントロール」をすることで、ものごとは継続していきます。 本書では、物事が長続きしない理由を解き明かし、行動のコントロールのポイント、さらに継続のためのちょっとしたコツをご紹介します。 人間の行動に着目した米国生まれの科学的マネジメントスキルを応用した「続け方」を知れば、目標達成は確実なものになります。 「継続は力なり。」を、今度こそ自分のものに!

内容(「BOOK」データベースより)
性格も、精神力も、時間も、年齢も、お金も関係なし!あなたの「行動」に着目すれば、もうムダな挫折感を味わうことはありません!アメリカ発の「行動科学マネジメント」を使って「継続は力なり。」をあなたのものにする!3日坊主にならない「とっておきのコツ」を紹介します。


行動を分析し、環境を整えてしまう
やりたい行動「ターゲット行動」
ターゲット行動の邪魔になるさまざまな誘惑「ライバル行動」

A 先行条件(行動直前の条件)
B 行動
C 結果

B行動を起こすためにはA先行条件を整えてあげればいい。
つまり行動を起こすために環境を変えてしまう。
C結果が出るからこそ人は行動を起こす。
したがって行動を起こした後どうなってるかの分析も行う必要がある。

継続するために
環境を整えたら継続するのみ。しかし、これが困難。
以下、継続するためのコツ


.拭璽殴奪塙堝阿膨戦するメリットとニーズを書き出す

⊆囲の人に宣言し、監視してもらう
  カレンダーや表を皆が見られる場所に掲示して監視してもらう
  サポーターを募って目標を達成したら褒めてもらうなどの協力をしてもらう
  親しい人に公表するのが恥ずかしければブログやミクシィで公表する手もある

スモールゴールをたくさん設定する
  小さな目標を立て「スモールゴール」をたくさん設定し、達成できたら自分にご褒美をあげる

す堝阿鯡椶妨える形にする
  グラフや表にする
  注意するのは結果だけでなく行動の記録もグラフに取ること。
  結果はなかなか出なくても行動の記録でグラフは上昇しスモールゴールを達成できる。それだけで人は行動を行動を繰り返すようになる。

イ△擦蕕此気長に
  どんな行動も、はじめは結果が出にくいが、一定の期間を過ぎると急激に上昇する傾向にある。
  結果が出なくとも、行動を続けることが大切。
  やめたらまた気楽にはじめる。



行動が止まってしまっても、落ち込む必要はない。
落ち込むよりも再度行動を分析し、環境を整えてから再開すればいい。

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『四日間の奇蹟』
2007/10/13(Sat)
四日間の奇蹟 (宝島社文庫)四日間の奇蹟 (宝島社文庫)
(2004/01)
浅倉 卓弥

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  「ある事故に遭遇して指を失ったピアニスト、如月敬輔は、その事故で両親を亡くした少女、千織の保護者の役割をつとめることになる。彼女は脳に障害を負っているが、一度聴いただけの曲をピアノで完璧に再現できるという特殊な音楽的才能の持ち主でもあった。二人は依頼に応じて各地を巡り、千織のピアノを人々に聴かせる日々を過ごしていたが、医師の薦めによって山奥にある診療所を訪れた敬輔は、千織とともにそこに滞在することを決意する。そこには11年ぶりに再会した高校時代の後輩、岩村真理子が勤めていた。ところがある日、ヘリコプターを雷が直撃するという事故がおこり、千織と真理子はそれに巻き込まれてしまう。千織の不思議な行動は一体何を意味するのか?意識を失った真理子は果たして助かるのか?山奥の診療所を舞台に繰り広げられる四日間の癒しと感動のファンタジー。」


映画にもなったらしいが知らなかった。
以前によく似た筋の本があるらしく、評価は割れてるそうだが、私は好きだなー。
著者のメッセージが登場人物の言葉として表現されてる。

かつて持っていたはずの物を失った人は“切ない”
いつまでもそこにこだわって、持っていた頃の自分と比べることを止めなければ
現在、持っているものに価値が見出せなくなる。

敬輔の指や千織の両親。
子供ができなかったことで婚家を出された真理子にとっては昔の家族。

これ、ありますよね。
独身時代とか新婚時代とか。
以前に勤めた会社とか。
若さとか。
私はつい「昔はおっぱいが大きかったのに」と言ってしまいます。
昔、持っていたはずのおっぱいがない…(爆)
比べることをやめなけりゃいけませんww


誰かにとって特別であること。
家族、夫婦、恋人、友人…その関係はいろいろあっても
誰かにとって特別であることを人は望み、求め、守ろうとする。
実感できない時、とてつもない孤独に苛まれる。

小説ではみんなそれぞれが誰かにとって特別だとわかる。
互いを愛おしみ必要としていると実感する。
だからハッピーエンドなのだ。

さらに真理子は言う。
「天は自ら助くる者を助くってフレーズ、天に神様がいてというふうじゃなくて(中略)
 自分でなんとかしようとしない限り、人は決して救われない」


メッセージがいっぱい詰まったファンタジーです。
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『子どもたちの太平洋戦争』
2007/09/10(Mon)
子どもたちの太平洋戦争―国民学校の時代 (岩波新書 黄版 356)

娘の夏休みの宿題に「戦争について調べてくる」ってのがあったので、
それっぽい本ないかなぁと借りてみた。
主に国民学校の様子についての内容。

低学年の児童がバタバタと倒れていくのに平気で喋り続ける校長。
当時の教育を受けて育ち、将来は軍人にそれも士官を夢見ていた著者でも
校長の長い訓示を殺したいほど憎んでいたっていうのが可笑しい。

その時代にも当たり前のようにイジメはあった。
子供の喧嘩に親が首をつっこむのも当たり前。
隣近所との米や醤油を貸し借りするような親密な関係。
近隣との協力なしでは暮らせない生活だったからこそ、
子供の喧嘩で親が諍うわけにはいかず、首を突っ込んで謝らせたりお詫びにいってケリをつけてた。

そういえば、昔はそうだったかも。。
懐かしい感覚。


って、何年生まれだ。
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『ホリデイ』
2007/09/05(Wed)
ホリデイの画像
『ホリデイ』

【引用始まり】 --- 内容紹介【私を変える、運命の出会い― 「ラブ・アクチュアリー」に続く、幸せを呼ぶプレシャス・ラブ・ストーリー登場!】
ロサンゼルスで映画の予告編製作会社を経営するアマンダは恋人に浮気され、彼を家から追い出した。ロンドンの新聞社に勤めるアイリスは、元恋人に目の前で別の女性と婚約発表されて失意のどん底に。傷心の2人はインターネットの「ホーム・エクスチェンジ」サイトで出会い、お互いの家を交換して相手の家具や車を自由に使えるという休暇を過ごすことにした。まったく違う環境で2週間のクリスマス休暇に入った2人…。やがて、ロスのアイリスは作曲家のマイルズと、ロンドンのアマンダはアイリスの兄グラハムと出逢い、思いがけないラブ・ストーリーがはじまった――。【引用終わり】 ---

ちょっと前に観たDVD。
楽しかったよー。
素直に楽しめるラブストーリーでした。

恋人に振られて傷心のアイリス。
やたら自分を責めるのよね。
彼が二股かけても、いいように使われても、自分自身に足りないところが…みたいな。
休暇先のロスで出会ったマイルズ。
恋人に二股をかけられいいように利用され傷ついた彼を慰めようと
自分の話をしてるうちに返って慰められるシーンが笑えたw

もうひとつロスでの出会いは近所に住むハリウッドの有名脚本家アーサー。
彼の言葉にアイリスは目が覚める思いをする。
「自分は自分の人生の主役」
老いて拗ねたように隠遁生活を送るアーサーにとってもアイリスとの出会いは自身を変えるきっかけになる。

一方、恋人に浮気されたアマンダはアイリスの兄グラハムと出会うなり、寝ちゃう(オイオイ)
華やかな成功者に見えるアマンダも生い立ちや恋人の言葉に傷を抱えていた。
とんでもなく惹かれあうふたりが、デートするシーンはとっても楽しそうで微笑ましかった。

ハッピーエンドなの。
これぞラブコメディー。
住まいを取り替えたからって、そーんなうまく行くわけないだろうけど、いいの、映画だからw
たのしー♪
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息苦しいハッピーエンド
2007/08/28(Tue)
幸せのちから コレクターズ・エディションの画像
『幸せのちから』
内容紹介
【引用始まり】 --- 全財産21ドルから立ち上がった父子の、実話に基づいた大ヒット感動作。【引用終わり】 ---
【ストーリー】
【引用始まり】 --- 全財産21ドルから億万長者へーー。そんな夢のような人生を本当に実現させた男がいた。 1980年代、サンフランシスコ。妻と5歳の息子と3人で暮らしていたセールスマンのクリス・ガードナーは家賃も払えず、どん底の生活を送っていた。ついには、妻が出て行き、家を追い出され、預金も底をついてしまう。そんなクリスは最後に選んだ道は、自分の才能を信じて一流証券会社へ入社することだった…。【引用終わり】 ---

Amazon.co.jp
【引用始まり】 --- 1981年、サンフランシスコ。新型医療機器のセールスマンのクリスは妻と息子クリストファーの3人暮らし。しかし、家計は火の車。そんな生活に嫌気がさした妻は出ていってしまった。クリスは成功を夢見て証券会社の養成コースを受講することにする。正社員になり安定した生活を送りたい。しかし、研修中は無収入。彼は土日を使ってセールスに励むが、アパートは追い出され、挙げ句の果てには駅のトイレで寝泊まりするまで生活は落ちていく…。 ウィル・スミスが実話をもとにした原作に感動し、製作&主演した感動作。妻に去られ、家を追い出されホームレスになっても、決して諦めず、愛しい息子とともに懸命に生きようとする主人公クリスを熱演。主人公の貪欲でストレートな生きざまを嫌味なくユーモラスに温かく演じて、ウィル・スミスの巧さに改めて脱帽だ。息子を演じるジェイデン・クリストファー・サイア・スミスはウィル・スミスの実の息子。キュートさはもちろん、気負いのないさりげない演技でパパを好サポートしている。 監督はイタリア人監督、ガブリエレ・ムッチーノ。お涙ちょうだいに走らない節度のある演出がうまい、イタリアの実力派監督だ。(斎藤 香)【引用終わり】 ---

息苦しい映画だった。。
1時間を過ぎたあたりで呼吸困難。
「ねぇ、これ、ハッピーエンドのはずだよね?いつハッピーな展開になるんやろ?」
苦しくてせつなくて胸が痛くて息が苦しい。
1時間半を過ぎても状況は苦しいまま。
「ねぇ、まだかな?」
1時間40分を過ぎたあたりで苦笑いしながらダンナさんが「この映画、2時間ものだからもう少しちゃう?」
1時間50分。「息ができないよー。この映画、苦しい〜」
残り8分くらいでどうやら幸せになれそうな結末へ。

はぅ。。

ラッキーとかではなく、どこまでも諦めず、愛する息子と幸せになるためにこらえ続けて手に入れた成功。
自分に対する自信も持っている。
普通なら投げ出したくなる程、困窮しきっても耐え続けた。
もっと目先の楽(必要)に手を出してしまうだろうに。

でも。ほんとに息苦しい映画だった。
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『バーバラが歌っている』
2007/08/10(Fri)
『バーバラが歌っている』 (文庫)
落合 恵子 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
【引用始まり】 --- わたしはわたしなりに普通のひとだと思っている。わたしの普通を生きている―。婚外子として生まれた放送作家の亜弓と、その周囲に生きる男女、夫婦、親子・友人たちは、いまそれぞれの人生の岐路に立つ。揺らめく様々な外のかたちを静謐な回想と会話で問いかける、優しくて激しい問題作。【引用終わり】 ---

あ…あは。
女性について多くを描き込んでいると思う。
んだけど、なんでしょ(汗)
やたら共感するとこもありながらも「?」な部分もいっぱいあって。

微妙に「あり得ねー」と感じる話の流れ。

亜弓の実父、資産家の名士でありながら、30歳も年下の女の子に子供産ませて、
生活の面倒みなかったわけ?
35年経った今も関係が続いてるってのに?
亜弓のお母さんの知子さんは強迫神経症で76歳のお母さんにまだ苦労かけて。
結局、原因もわからず、治りもせず。
叔母さんの知佳子さんは50歳になって年下の恋人つくって、離婚してくれって。
叔母さんの連合いの幸蔵さんたら、高校生の娘に母親とその恋人とのセックスの話やら、
「ずっとセックスレスだったけど、この頃ママを抱きたくてたまらない」なんて話しちゃう?
高校生の娘は「ママが恋しちゃいけない理由なんてないもの」
理解ありすぎ〜〜〜!
親戚一同が集まる正月の席に、叔母さんたら不倫相手と一緒に参加してるし。
夫と子供たちと不倫相手と勢ぞろいで実家の集まりに寄る?寄らんやろー。
母親の不倫を許せない息子(亜弓の従兄弟)の一郎さんは「甘えたの子供」扱い。
最後の方では捨てられそうな幸蔵さんと一郎さんがふたりで、
お母さんの不倫相手のとこに遊びに行ってザボンいただいて来たもんね(汗)

まあ、小説だからいいんですけど。
死神やら幽霊やら登場する小説より奇奇怪怪な設定かと。

女性の抱える問題や悩みや憤りを分かりやすく表現してはいる。
わかるけど『女はみんな被害者』というスタンスに立ってるみたいで、
私の求めるものとはちょっと違うなぁ。
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『超越主義』
2007/08/09(Thu)

『アメリカ古典文庫 17 超越主義 』
エマソン (著), 斎藤 光 (翻訳)

【引用始まり】 --- 出版社からの内容紹介
建国いらい、アメリカの精神文化の形成に決定的な影響をおよぼした名著を体系的に選び、その歴史的・現代的意味を説いた解説を付し、幅広い層の読者を対象に、アメリカ文化への堅実な関心を深めることをめざした。【引用終わり】 ---
あまりに有名なエマソン。
でもどんな人かさえ知らなかったので読んでみた。
おお〜。
いいですね。
好きですね。
超越主義、いいんじゃないですか?
当時、超越主義者は変人扱いされたというが、
それは因習や(当時の)常識に縛られず「真理」を追究しようとしたからだ。
周囲から反感を買ってもものともしない。
そしてその彼らの追求する「真理」が人間や自然の本来あるべき姿を求めている。

エマソン他、クラーク、ソロー、パーカー、オールコット、ブラウンソン等の文も収録されているが
エマソンの文章が一番、好き。
以下、抜粋。

ラルフ・ウォルドー・エマソン
『自然』より
【引用始まり】 --- 好奇心こそ教師が訴えるべきおもな動機でなければならない。人間の心に研究の用意があるならば、対象を探し求める必要はないであろう。平凡なもののなかに、不可思議なものを見ることは、英知の変わることのない特質である。【引用終わり】 ---

『詩人』より
【引用始まり】 --- 詩人は、語る者、名づける者であり、美を代表する。世界は、彩られ、飾られているのではなく、最初から美しく、神が美しいものを創造したのではなく、「美」が宇宙の創造者だからである。【引用終わり】 ---

『アメリカの学者』より
【引用始まり】 --- 書物は善用すれば、もっともよいものでありますが、悪用すれば、はなはだ悪いものとなってしまいます。能動的な魂を持つ人は、絶対の真理を見ます。真理を語り、真理を創造します。こういう活動をする魂は、天才です。この天才は、そこら辺にいる運命の寵児の特権ではなく、万人のなかにある健全な資産にほかなりません。天才はまえを見ます。人の目は、前額にあるので、後頭部にはありません。人間は希望を持ち、天才は創造します。【引用終わり】 ---

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『玉蘭』
2007/07/29(Sun)

 玉蘭 (文春文庫)の画像
玉蘭 (文春文庫) (文庫)
桐野 夏生 (著)
【引用始まり】 --- 内容(「BOOK」データベースより)ここではないどこかへ…。東京の日常に疲れ果てた有子は、編集者の仕事も恋人も捨てて上海留学を選ぶ。だが、心の空洞は埋まらない。そんな彼女のもとに、大伯父の幽霊が現れ、有子は、70年前、彼が上海で書き残した日記をひもとく。玉蘭の香りが現在と過去を結び、有子の何かが壊れ、何かが生れてくる…。【引用終わり】 ---


有子は故郷の小さな町では優等生で有名だが、
東京に行けば自分程度の女は無数いて、
自分を遥かに上回る女も多数いることを知り不眠症になる。
恋も仕事も‘戦争’と捉え必死でがんばるが、
他人に評価されるところでしか達成感を得られない。
永遠に誰かの評価を待たなくてはならない虚しさに気付く。

「新しい世界でなにかを始めたかった。新しく生まれ変わりたかった」と
恋も仕事も捨てて留学する。

留学先で大伯父の幽霊、質が言う。

「新しい場所に来たから新しい世界が始まるなんて幻想。
新しい場所に足を踏み入れるってことは、よく知った場所の、実は最果ての地にいるってこと」

「これまでのすべてを引きずってあんたの世界の最果ての場所に来たんだ」


現代の有子とその恋人、70年前の大伯父とその妻。
2組のカップルの物語を中心に互いの意識がリンクし合う。


***************************************************

おもしろかった!

早い展開で幽霊の大伯父さん出てきたのが嬉しかったw
先が読めない。
揺れ動く登場人物の心情。
誰が嘘をついてるのかわからない。
何が正しいのか判断できなくなる感覚。


何でも言葉で分析し言葉で考えて行こうとし言葉尻ひとつで口論となる難しい女。
繊細な有子が留学先で好きでもない男たちと寝るようになる。
恋人の浮気(体だけの関係)にあれほど傷ついたはずの有子が同じ行為に染まる。

有子は自分が壊れていくのを自覚する。
男に妻がいようが恋人がいようが、嫉妬することもない。
心を許してないから傷つかない。
傷つかずに快楽を追う。
ある意味、強くなったようには見える。
賢く美しいのに自信がなくて不安定に微笑む有子はもういない。
しかし、それはどこか痛々しい。



玉蘭の小さく白い花と甘い香り。
枯れていく茶色く汚くなった姿は悲しく惨めで。
その香りは甘い記憶を呼び覚ます。

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『悪あがきのすすめ』
2007/07/29(Sun)
悪あがきのすすめの画像
『悪あがきのすすめ』 (新書) 
辛 淑玉(著)

【引用始まり】 ---
内容(「MARC」データベースより)自分を貫きとおす秘訣とは? 身をすり減らさずに、効果的に相手と「闘う」にはどうしたらよいのか。何があっても「へこたれない子」だった辛さんが、楽しく悪あがきを続けるコツを伝授する。
 【引用終わり】 ---

事情があって急いでいたので、斜め読みしただけ。
タイトルと冒頭の部分だけで「おもしろそう」だと感じた。
この著者って根性ある〜。
理不尽で容赦ない差別やイジメに屈することなく、
へこたれず果敢に立ち向かっていくことを『悪あがき』と称して、前へ前へと突き進む。
負けることがわかっていても、反感を買っても、負けたほうが楽なときも、自分を曲げない。
『身をすり減らさずに、効果的に相手と「闘う」』とあるが、
無神経で傷つかないから、身をすり減らさないわけではない。
その場で勝っても負けても自身の得たものや周囲に与えたプラスの影響を
「悪あがきは・・・」と格言にして、時間をかけて積み上げていく。
その実績と自信が『身をすり減らさない』で闘うことを可能にしているように感じる。

本を返却しちゃったので、言葉はちょっと違ってるかもしれないけど、
『内なる善』だったか、どこか歪んだ世間の正義についての考察は鋭いと思った。
“社会的弱者を助く”はずが、糾弾に転じる構造。
“弱者のふりをした強者”の欺瞞を見抜いて糾弾しているという立場で堂々と弱者を責める現象。

世間にもマスコミにも身の回りにも起こる不可思議な現象の構造を説明してもらった気がした。
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『魂萌え !』
2007/03/04(Sun)
魂萌え !の画像
『魂萌え !』桐野 夏生 (著)

【引用始まり】 ---
出版社/著者からの内容紹介
ささやかな<日常>に、豊饒な世界を描き出した、再生と希望の物語。
夫婦ふたりで平穏な生活を送っていた関口敏子、59歳。63歳の夫・隆之が心臓麻痺で急死し、その人生は一変した。8年ぶりにあらわれ強引に同居を迫る長男・彰之。長女・美保を巻き込み持ちあがる相続問題。しかし、なによりも敏子の心を乱し、惑わせるのは、夫の遺した衝撃的な「秘密」だった。
『OUT』や『柔らかな頬』、『グロテスク』同様、世間という荒波を、揺らぎながら漂流していく主人公。これまでの作品のような犯罪は出てこない代わりに、人々の日々の細部が、丹念につづられていく。
「これから先は喪失との戦いなのだ。友人、知人、体力、知力、金、尊厳。数えだしたらキリがないほど、自分はいろんなものを失うことだろう。老いて得るものがあるとしたら、それは何なのか、知りたいものだ」(本文より)
たったひとりで、老いと孤独に向き合うことを決意する主人公。世間と格闘しながら、変貌を遂げていく敏子の姿は、読む者に大きな希望を与えてくれる。私たちが生きる、ささやかで儚い日常という世界を舞台に、著者の新たな代表作が誕生した。
【引用終わり】 ---

「(女房を)女としてみる時代はとっくに終わった、不満もある。しかし、大事な人間なんですよ。尊敬もしてるし、頼りにもしているし、失いたくないと思っている。だけど、普段はつい粗末にしてしまう、それが女房なんです」
奥さんを病気で亡くした男性のセリフなんだけど、
うげー。もしダンナさんにこんな風に思われてたらやだなー。
世の男性には多そうな気がしないでもないけど(苦笑)

ダンナさん、女房の私のことは“女”として見ててね!
(こんなとこで訴えても無理か・笑)


50代を過ぎてからの方が繊細で傷つきやすいし、感情をコントロールしきれなくなった気がするって主人公の女性が言う。
40代の今でも、私もそう思う。
若い頃に想像していた「年をくえばくうだけ落ち着きがでる中年の私」は存在しない。
若い頃の方が人目とか自分の将来とかいろんなことを考えて保守的だった。
今の方が良くも悪くも感情がストレートに出る。

納得しつつ、先輩にこの話をしたら
先輩「年とともに体力や気力が衰えてきてね、

いろんな我慢もきかなくなるのよwww」って。


あぁー!

感情が激しくなって押さえが利かないんじゃなくて、老化とともに忍耐力も衰えてのことかぁーーー!
それもまた真理かも〜(笑)
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『サムライカアサン』 (コミック)
2007/03/03(Sat)
サムライカアサンの画像
『サムライカアサン』板羽 皆 (著)

【引用始まり】 ---
出版社/著者からの内容紹介
家族においしいごはんを食べさせることこそ母の喜び! だけど反抗期の息子・たけしにはウザイとうっとうしがられて…。つっ走りすぎオカン&たけしの愛と満腹のダイアリー!!
【引用終わり】 ---

おもしろいです!
娘が友達から借りてきて読んでたコミック。
さっぱりした絵も好きだけど、
『間』とか『ツボ』とか好みです〜。
反抗期の息子を持つ母親としては、息子の反抗的な態度とかに
傷ついたり、息子の幼い頃を思いおこしたり。
息子も「うざい」とか「ババァ」とか言いながらも、
ちゃんと変わらず可愛い息子だったり。

反抗期なんだからと達観して常に心穏やかに対するなんて、到底、無理。
サムライカアサンのよい子さんみたいに、泣いたり怒ったり笑ったりする方がずっと自然。

人間のできた完璧な賢いお母さんになれなくても、子育てはできる。

常に基本になってるのが『お母さんがお父さんを大好き』なこと。
それがとっても心地よいのです。
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『空中庭園』
2007/03/02(Fri)
空中庭園の画像
『空中庭園』角田 光代 (著)

【引用始まり】 --- 内容(「BOOK」データベースより)
家族のことが、好きですか?郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。でも、ひとりひとりが閉ざす透明なドアから見える風景は…。連作家族小説の傑作。【引用終わり】 ---

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~の画像
『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ 』リリー・フランキー (著)
【引用始まり】 --- 出版社 / 著者からの内容紹介
読みやすさ、ユーモア、強烈な感動! 同時代の我らが天才リリー・フランキーが骨身に沁みるように綴る、母と子、父と子、友情。この普遍的な、そして、いま語りづらいことがまっすぐリアルに胸に届く、新たなる「国民的名作」。『en-taxi』連載、著者初の長編小説がついに単行本化。【引用終わり】 ---

死神の精度の画像
『死神の精度』伊坂 幸太郎 (著)
【引用始まり】 --- 内容(「MARC」データベースより)
「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。『オール読物』等掲載を単行本化。【引用終わり】 ---

一日一冊ペースで読んでしまいました。
アップする暇もなく忘れてしまいそうだったので、メモ。
 
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『匂いの魔力』
2007/03/01(Thu)
匂いの魔力―香りと臭いの文化誌の画像
『匂いの魔力―香りと臭いの文化誌』
アニック ル・ゲレ (著), Annick Le Guerer (原著), 今泉 敦子 (翻訳)

【引用始まり】 ---
内容(「BOOK」データベースより)
神話、宗教、魔術、セックス、誘惑、心理、階級、薬学、セラピー、超自然…「生命の原理」と分ちがたい芳香物質の歴史をひもときながら、匂いに潜む力の秘密に迫る。
【引用終わり】 ---

濃い!中味が濃いぃ〜っです。
仕事中に偶然、この本の表題を見て「!」
誰を思い出していたかといえば、言うまでもなく“あの方”(笑)

いや、ほんと、知らないことがいっぱい詰まってた〜。

【引用始まり】 --- 人間の唾液、汗、尿、精液、膣からの分泌物のなかにほかの動物ではフェロモンと認められている匂い物質が存在する。哺乳動物の大部分が鼻腔に二種類の化学受容器を備えていて、ひとつは嗅覚器でもうひとつは鋤鼻器(ヤコブソン器官)。このジョビ器が哺乳動物の性行動に深くかかわっている。ジョビ器がフェロモンの刺激を受けると、オス、メスともに、ホルモンの状態が変化し性行動が誘発される。【引用終わり】 ---

鋤鼻器だって。初めて聞くわ。そんなものが鼻の中にあったんだ。
鼻は呼吸と嗅覚機能のためだけじゃなくて、性と密接につながってる。
鼻と性器の関係は男性より女性において顕著。

そうなのよ。
好きな人の唾液とか汗とか美味しいもんなぁ。
実はこっそり腋を嗅ぐことあります。。。
今のところ(?)糞尿には興味を示したことないけどwww


【引用始まり】 --- 肛門に指を入れてそのにおいを嗅いだり、足の指の匂いを嗅ぐといった行為から得られる快感―子どもが敏感に反応するこうした快感はすべて、変態的行為として一般社会では抑圧される。しかし抑圧が不完全である時、これらの快感に対する欲求はフェティシズムに発展する。(フロイト)【引用終わり】 ---

「これらの快感」って。「これら」って「快感」だったのね???
たとえ一般社会では「変態行為」として抑圧されてても「快感」だと認知されてる行為だったのね???

ほぉぉぉぉー(目から鱗)
ふーーーーん(誰かを思い出してる・笑)

しかもその発展形がフェティシズム。
ときどきブログで見かけるあの「フェチ」ってこういうことなのかー。
 
【引用始まり】 --- 人間はそれぞれ、独自の匂いを放っている。私たちが他人から受けるもっとも直接的でかつ強い印象は匂いであるといわれている。事実、匂いは脳の視神経床を飛び越えて、直接、嗅脳と呼ばれる脳のもっとも古い部分に伝わる。これはギリシア人が「嗅覚の脳」と称した場所で、そこから本人の意志とは関係なく快感か不快感のどちらかが生まれるのである。

匂いを嗅いだ瞬間、無意識で本能的な反応がひき起こされる。それは肯定か否定、つまり容認か拒絶のどちらかでしかない。嗅覚は私たちが快いものと不快なもの、既知のものと未知のものとを区別する時に用いる第一の道具となっている。そしてそれが、対象物を受け入れるか拒絶するかを大きく左右しているのである。【引用終わり】 ---



まだ本の冒頭部分だけで、こんな感じ。
他にも匂いにまつわるオカルトみたいなおぞましい歴史やら、哲学やら、多岐にわたって語られる。
興味深い一冊。
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『対岸の彼女』
2007/02/07(Wed)
対岸の彼女の画像
『対岸の彼女』 角田 光代 (著)

【引用始まり】 ---
出版社 / 著者からの内容紹介
30代、既婚、子持ちの「勝ち犬」小夜子と、独身、子なしの「負け犬」葵。性格も生活環境も全く違う二人の女性の友情は成立するのか!?
【引用終わり】 ---

この物語の主題は既婚、未婚、子あり、子なしとか関係ないんじゃないかと。
著者の意図を読み違えてるのかもしれないけれど、まったく違った捉え方をした。
確かに女性の生き方として主婦の小夜子と独身で事業家の葵の立場は対局にあるといえる。
だけどその立場の違いを『対岸』とは感じなかった。
小夜子の対岸にいるのはナナコとの友情を育み自殺未遂の過去を持つ高校生の葵。
ひとりぼっちになるのが怖くて恐る恐る同級生たちと付き合ってる女の子だ。

小夜子自身がずっと抱えてきた同じ不安を持ったであろう女の子たちが事件後、どうなったか。
新聞紙面での事件は遠い出来事でありながら小夜子にとっては特別な事件だったわけだ。

この不安は女の子の多くが感じたことあるんじゃないかと思う。
私もある。

私は小学生の頃からつるむのが苦手だった。
中学校は近所の女の子と3人で毎朝、待ち合わせて通学してたけど、すぐに邪魔くさくなって「明日からひとりで行くから」って抜けちゃった。

そのときそのときに仲のいいグループにはあったけど基本的にはいつでも単独行動をとれるように心がけてた。

クラブ活動もひとりで興味のある部に見学に行き入部した。

『ひとり』が不安なときもある。
淋しく思うときもある。
ひとりが好きなわけじゃない。

‘グループに属する’ことが嫌なのではなく
‘グループに属さねばならない’と思うのが嫌だった。


小夜子が仕事でよくも悪くもいろんな人と関わるようになって、
専業主婦のときには抱え込むしかなかった不満をいい形で表現できるようになったり、
とるに足らないことのように思えたりするようになる。

出口が見つからないときには『働く』のも自分を取り戻すひとつの方法として有効だ。
少なくとも私はそうだ。

どこかに「人は自分と違う人と出会うために生きている」みたいなことが書かれてあった。
たぶん葵のセリフだったかと思うのだけど。
大勢の人の中から“この人!”と思える人に出会えたら、人生かわるし、深くもなると思う。


小夜子の視点から見た女同士の友情、夫・子供・姑との関わり、幼稚園ママ、公園ジプシー…
その描かれている心象にいちいち共感した。


スカッと胸のすくような話ではないが一押し!
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『パーク・ライフ』
2007/01/10(Wed)
パーク・ライフの画像

『パーク・ライフ』吉田 修一 (著)

【引用始まり】 --- 内容(「BOOK」データベースより)
公園にひとりで座っていると、あなたには何が見えますか?スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。なんとなく見えていた景色がせつないほどリアルに動きはじめる。日比谷公園を舞台に、男と女の微妙な距離感を描き、芥川賞を受賞した傑作小説。 【引用終わり】 ---


読み終わって、感想は


       ふーん。
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『ベスト・パートナーになるために』
2006/12/02(Sat)
『ベスト・パートナーになるために』
ジョン グレイ (著), John Gray (原著), 大島 渚 (翻訳)

【引用始まり】 ---
精神分析医のジョン・グレイ博士(『What You Feel You Can Heal』の著者)が、昨今数多く出版されている自己啓発本に、性による差異を明確かつ広範囲な観点から捉えつつ夫婦関係や人間関係の問題点を見極めるための新たな1冊を加えた。残念なことに、技巧的過ぎてときに愚かしくさえ感じられる類推や比喩が、本書を真剣に受けとめることを困難にしている面もあるが、そうした点を除くと極めて現実的なガイドブックと言える。本書では火星人(男)が「調停屋」を演じ、金星人(女)が「教育委員会」を取り仕切るものとして説明される。ストレスを感じたとき、火星人が「自分だけの穴に閉じこもる」(1人でものごとを整理するため)のに対し、金星人は「井戸端会議に向かう」(感情を発散するため)。図表を交えて解説するものの、大げさで限度を超えた比較が散見され、特に男を輪ゴム、女を波になぞらえて説明する章では、グレイが持つ折角の現実的な洞察力を著しく減じている。
【引用終わり】 ---
愛のHOW TO本はちょっと苦手。
通勤途中、ときどき一緒になる女の子が「読んで感想を聞かせて」と言って貸してくれたので読んでみた。
ずいぶん前から読み始めていたが、なかなか進まない。
“いかにパートナーを自分の思い通りに動かすか”という内容に思えて仕方がない。
男はこう。女はこう。ばっさり立て分けた前提で論じられている。
そう一概には言えないんじゃないかと思う部分もあるが、
「なるほどな。そういうもんか。ああ、わかるな。そういうことある、ある。」
と納得することも多い。

長い時間かけて少しずつ読んでいるうちに必要な状況になっちゃってるし(汗)

でも。書いてあるよな努力なんか・・・できるかいっ(爆)

今、ぴったり来る部分は【引用始まり】 ---
〜愛に「被害者」はない〜
女性は、往々にして自分が相手に尽くしすぎたと気付いた時、その不幸を相手のせいにする。彼女は、自分が相手から得たものよりも与えたものの方が大きかったことについて不公平を感じ、損をしたと思うのだ。そして、相手を責める。(中略)相手に対して“ギブ・アンド・テイク”を均等にするように求めるのではなく、自分の方で調節をして限界点を設ける必要があるのだ。
【引用終わり】 ---

くすくす。
夫に尽くしてる気なんてないつもりだったのに、こんなところにひっかかるなんてね。
夫にとってのいい嫁さんになりたいと願っていたこと、夫と良好なコミュニケーションをとりたいと言葉を選んでいること、感情のままに怒りをぶつけたりしないで抑えていること、
それは私にとっては「尽くしている」ってことに等しいのかも。
かいがいしく身の回りの世話をしたり夫の希望をかなえているわけでもないのにさ。

そうなの。
「好き〜」って気持ちがあれば努力でもなんでもないことが、
「んだと、このやろー」状態ではすべてがムリをしている気分になる。

隙さえあればひっつきたかったりキスしたりするのも好きだから。
今はそんな気にならない。
目指せ、セックスレス(ぇ)
現在レス6日目。今後、この記録は伸びる模様。

せっかくのHOW TO本、まったく役に立たないようです(笑)
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『夜回り先生』
2006/11/04(Sat)
寝付きが悪いまま何となくテレビを観てて、引き込まれた。

11月4日放送のETV特集「生きていてくれて、ありがとう〜夜回り先生・水谷修のメッセージ2〜」

【引用始まり】 ---
この番組は、「夜回り先生」こと水谷修さん(49)が、独りで悩みを抱え、リストカットなどをすることでかろうじて自分が生きていることを確認している「夜眠れない子どもたち」を救おうとする姿を、講演やインタビュー、子どもたちへの電話やメールでの対応などを通して見つめ、「今、大人は子どもたちとどう向き合っていけばよいのか」を問いかけるものです。
【引用終わり】 ---

思春期の子どもを持つ親として真剣に見入ってしまった。
現代の子育ては難しい気がする。
たとえ難しくっても体当たりでやってくしかない。

私の弱点としては、もし我が子が引きこもり・リストカット・薬物使用などに陥ったとしたら、
きっと理解して上げられないと思う。
17,8才になっても「大人は汚い」とか言ってるのを聞くと
「あなたもほとんど大人だろ」と思うし、
いつまで子どもの気分にしがみついていられると思ってるんだろう、と精神的な幼さを感じる。

水谷先生の話に

「夜の世界は逃げてきた子どもに優しい。それはクイモノにできるから」
「薬物漬け、男の子は手足に使える、女の子は体を売れる」

優しい言葉に誘われて、居場所を見つけたように思い込み、闇の部分に身を染める。
堕ちるのは楽なんじゃないの。
後はしんどいだろうけど、堕ちずに踏み止まるのはもっとしんどい、って。
若くして闇の部分を知りすぎているのは、弱さの象徴のような気がする。

私は子どもたちがそこに至った苦しみや、他に道がなかった辛さを理解してやろうと思えない大人なんだ。

でも。わたしはもっと成長しないといけない。親として。

番組の終わりに女の子から水谷先生にかかった電話。


「ホントに生きてるだけでいいの・・・?」


「生きてるだけでいいんだよ」って言ってもらえないと生きていられないほどに追い詰められた声は
不安で悲しくてせつない色で、愛おしかった。



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『エイジ 』 
2006/10/17(Tue)
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『エイジ 』 重松 清 (著)

【引用始まり】 ---
ぼくはいつも思う。「キレる」っていう言葉、オトナが考えている意味は違うんじゃないか―。通り魔事件が相次ぐ東京郊外のニュータウン。犯人はぼくの同級生。でもぼくの日常は事件にかまけているほど暇じゃなくて…。家族、友情、初恋に揺れる14歳、少年エイジの物語。山本周五郎賞受賞作。
【引用終わり】 ---

不安定な年代。
冷めたものの見方をしているようで、大人の冷め方とは違う。
仲のいい家族をやってることにいつの間にか居心地の悪さや違和感を感じている。
“何に”というのでもない。“すべてに”というわけでもない。
漠然としたあらゆる対象に怒りにも似た嫌悪や距離感を感じている。
大人にとっての素直な少年でいることがバカらしくかったるい。

そんな中でも、大人びた岡野とか、
不良ぶるツカちゃんとか、
存在感がなかったはずの通り魔タカやん、
いじめに苦しむチームメイトのタモツ、
ショートカットが似合う相沢、
父や母や姉・・・
自分を取り巻く人間に対する『好き』な気持ちは決して冷めたものではない。

通り魔になってしまったタカやんと同じとは言わないまでも、
それは全く自分と関係のない世界ではない。
すぐそこに。
何かの拍子で『キレる』可能性がすぐそこにある。


神戸で起きた殺人事件を彷彿とさせる小説だった。
しかも犯人側の少年の気持ちを想像させる。

これを読んだからといって犯人となった少年を理解できるわけではない。

が、心のうちを垣間見た気になる。


自然な言葉遣いで丁寧に描かれているので、現実世界を切り取ったかのように感じられる小説だった。
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『流星ワゴン』
2006/09/28(Thu)
流星ワゴンの画像

『流星ワゴン』  重松 清 (著)

昨日、帰りの電車の中で読み始めたのがこれ。

おもしろかったw
流しに汚れた食器を山積みにしたまま、
キッチンのスツールに腰掛けたまま動く気にならなかった。

トルストイの『戦争と平和』を読んでる途中だったのに、
難しいとかどうとかじゃなくて、
いきなり登場人物が多いわ、名前がみんなカタカナで(当たり前)
話の流れに乗ってけない。
1巻の半ばまで読んでも、まだ乗れない。


ちょっと休憩して『流星ワゴン』w

【引用始まり】 ---
38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った。
僕らは、友達になれるだろうか?
死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。
【引用終わり】 ---

人生の岐路になった場所へ戻ってやり直すのかと思ったら、なぞるだけ。
その先の最悪な結果をなんとか変えたいともがいてみても、何も変えられない。
違うのは、そのとき見えなかったものがちゃんと見えたり、
わかってなかったことが、あらためてわかったりしただけで。
やり直したからといって最悪の現実は何も変えられなかった。

結果が出てから「あの時、ああしていればよかったのに」と言われても、どうしようもない。
そんなものを見せ付けられて、おまけにどうあがいてもやり直せなくて
もう嫌だと涙しつつ旅を続けるうちに、自分にとって大切なものが何だったのかを知る。

でも「死んじゃってもいいかなあ」と思った程の現実に「帰りたい」と願えた変化。

それは同じ最悪の現実であっても自分にとって何が大切かがわかった者にとっては
「終わり」ではなく「通過点」であり「始まり」でもある。

人の心は不思議。
同じ状況下にあっても、同じ人間であっても、捉え方はまちまちで。
その捉え方ひとつで進む方向は違ってくる。
その角度がわずかであったとしても、時を重ねていくうちにたどり着く場所は大きく違ってくる。

人間の脆さとともに、心ひとつでどうにでも変えていける可能性を描いていると思った。

ま。心の持ちようって言っても、そう思うようには変えられるものだとは思ってないけど(苦笑)
簡単じゃなくても可能だとは思うよ。



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『寒椿』
2006/09/01(Fri)
寒椿の画像

『寒椿』 宮尾 登美子


【引用始まり】 ---
内容(「BOOK」データベースより)
高知の芸妓子方屋「松崎」で、揃って修業を積んだ澄子、民江、貞子、妙子。姉妹のように睦みあって育った娘たちも、花柳界に身を投じる時を迎える。男と金が相手の鉄火な稼業を、自らの才覚と意地で凌いでゆく四人に、さらに襲いかかる戦争の嵐―。運命の荒波に揉まれ、いつか明暗を分けてゆくそれぞれの人生を、「松崎」の娘・悦子の目から愛惜をこめて描き、生きることへの瑞々しい希望を呼び起こす傑作連作集。
【引用終わり】 ---

花柳界から社長婦人になった妙子。
流されるままにならず誰よりも努力した、そのことを言いたいのではなかったと思う。

それぞれの女の生き様が鮮烈に印象に残った。
弱さも汚さも潔さも、すべてが愛おしく感じられた。

そして少し悲しかった。
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『珠玉』
2006/08/29(Tue)

『珠玉』 開高 健

【引用始まり】 ---
青い海の色をしたアクアマリン──床にオガ屑を撒いた酒場で出会ったのは、海で行方不明になったらしい息子を探し続ける医者だった。赤い血の色をしたガーネット──渋谷の中華料理屋の主人が貸してくれた宝石は、スランプだった「私」に赤い色にまつわる記憶を呼び覚ます。乳白色の月の色ムーン・ストーン──その石を手に入れたときから、心に生まれた白い核。若き女性編集者と情事を重ねながら、その核心を追い求める「私」。三つの宝石に託して語られる、作者絶筆の三部作。
【引用終わり】 ---

色っぽい!
男の色気なのかな。色っぽい〜。

ルース(裸石)とは、色々な形状にカットされた宝石や珠の状態の真珠で、
まだ指輪やペンダント等の宝飾品に作られていない状態のことだそうで。
知らなかったな。

女性が宝飾品として宝石を愛でる感覚より、
男が特別な石として宝石を眺める気持ちの方が共感できる気がした(笑)

アクアマリンに出てくる医者の「さびしいですが、私は」の言葉。
ムーン・ストーンでの「女だったのか」という筆者の言葉。
これらが印象的だった。
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「決して彼等のようにではなく」
2006/07/05(Wed)
「決して彼等のようにではなく」

【引用始まり】 ---
時は誰かを道連れにして
いくつも時代を終えてきた
その度 君は 言葉さがして
時代の後からついてきただけ

こころは どこにある
こころは こころは

君とは いつまでも
こころは かよわないだろう
ためらうことはない
このまま 走るよ

やりたいこととやるべきとが
いま、僕のなかでひとつになる
【引用終わり】 ---


小田和正さん。

好きな歌詞。覚えてるとこだけ抜粋(^_^;)



このフレーズがすごく好き。

【引用始まり】 ---
やりたいことと やるべきとが
いま、僕のなかでひとつになる
【引用終わり】 ---


だけど、なかなかそうはいかなくて。
やるべきことは山ほど押し寄せてくるのに、
やってもやっても終わることなく、年齢とともに抱えるものも増えていく一方で。
やりたいことがままならないと、やるべきことをやるパワーが目減りしていってしまう。

パワーダウンしていても、やるべきことはやらねばならない。



くっそー。

このマイナス思考。

さては生理前?(爆)

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『ひとりの女』
2006/07/03(Mon)
ひとりの女の画像

『ひとりの女』群 ようこ(著)

【引用始まり】 ---
セノマイコ、45歳独身、玩具会社課長。おやじ上司やマザコン部下に悩まされながらも、仕事一直線の日々を送る。心の慰めは公園のネコたち。仁王立ちの女・マイコだが、いつのまにか白髪は増え、更年期で身体に変調が…。がんばる女性にエールをおくる爆笑小説。
【引用終わり】 ---

45歳独身・・・。
女性管理職としての悩みや怒り。
加齢による健康不安。
それもたしかに女性としての悩みだね。
性としての女性を忘れたように描かれていた。

おもしろく痛快に。

主人公とかけはなれた生活をしているので、共感はできずヨミモノとして面白かった。
一線でバリバリ仕事してる人には違った印象があるのかも。

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『堪忍箱』
2006/07/02(Sun)
堪忍箱の画像

『堪忍箱』 新潮文庫  宮部 みゆき (著)

【引用始まり】 ---
内容(「BOOK」データベースより)
蓋を開けたら最後、この近江屋に災いが降りかかる…。決して中を見てはいけないというその黒い文箱には、喪の花・木蓮の細工が施してあった―。物言わぬ箱が、しだいに人々の心をざわめかせ、呑み込んでいく表題作。なさぬ仲の親と子が互いに秘密を抱えながらも、寄り添い、いたわり合う「お墓の下まで」。名もなき人たちの日常にひそむ一瞬の闇。人生の苦さが沁みる時代小説八篇。
【引用終わり】 ---

人の心の闇や秘密が零れ落ちる瞬間。
人間の醜さや弱さを見せ付けられながらも、愛おしささえ感じる。
8篇のうち、「お墓の下まで」と「砂村新田」が特に好き。

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『本所深川ふしぎ草紙』
2006/07/01(Sat)
本所深川ふしぎ草紙の画像

『本所深川ふしぎ草紙』宮部 みゆき (著)

【引用始まり】 ---
内容(「BOOK」データベースより)
近江屋藤兵衛が殺された。下手人は藤兵衛と折り合いの悪かった娘のお美津だという噂が流れたが…。幼い頃お美津に受けた恩義を忘れず、ほのかな思いを抱き続けた職人がことの真相を探る「片葉の芦」。お嬢さんの恋愛成就の願掛けに丑三つ参りを命ぜられた奉公人の娘おりんの出会った怪異の顛末「送り提灯」など深川七不思議を題材に下町人情の世界を描く7編。宮部ワールド時代小説篇。
【引用終わり】 ---

久々の時代物。
うま・・・い。
ううーん。
引き込まれてしまった。
どれもこれも、むむむ。
短編なのに、「ふしぎ」に心をとられ「驚き」の結末が現れ、深く「人情」を残す。
深川七不思議とからめてあっても七不思議で煙に巻いたりしていない。
それでも幻想的な空気が漂う。

江戸っ子の小気味いい義理と人情が好きだわぁ。
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『バカの壁』
2006/06/29(Thu)


バカの壁  養老 孟司(著)


【引用始まり】 ---
 我々人間は、自分の脳に入ることしか理解できない。学問が最終的に突き当たる壁は自分の脳である。著者は、この状態を指して「バカの壁」と表現する。知りたくないことは自主的に情報を遮断し、耳を貸さないというのも「バカの壁」の一種。その延長線上には民族間の戦争やテロがあるという。

 現代人はいつの間にか、自分の周りに様々な「壁」を作ってしまった。例えば、情報は日々刻々変化し続け、それを受け止める人間は変化しないという思い込みや、個性や独創性を礼賛する風潮などはその典型例で、実態とは「あべこべ」だという。

 「バカの壁」は思考停止を招く。安易に「わかる」「絶対の真実がある」と思い込んでは、強固な「壁」の中に住むことになると戒めている。
【引用終わり】 ---



冒頭に「話せばわかる」は大嘘、とある。
話してもわからない人がいる。話してもわからないこともある。

【脳の中の係数】によって説明される。
脳内の一次方程式、それは

【引用始まり】 ---
y(出力)=a(情報の重み)x(入力情報)
【引用終わり】 ---


 a(情報の重み) は、人によって大小いろいろであって、それが係数であるから、
同量の x(入力情報) をかけたとしても y(出力) は違って当たり前。

ゼロにいくらかけてもゼロ。
感情の係数も同じ。

そうか。わかる!
「なんでこんなことで、そこまで?」と思う過剰反応。
「なんで、こんなことがわからないの?」と感じるすれ違い。
「え。その程度?」とがっかりする肩透かし。

係数が違うと考えれば、自分にとっての相手の意外な反応はあって当然。
話し合って分かり合おうたって、無理なものは無理かも。
係数がゼロなら、どうがんばっても無理やん。


それでも「わかろう」とする努力や「わかりたい」と願う気持ちは
相手に対する思いによって違ってくるんだろうね。





以下、メモ。

自分が知りたくないことについては自主的に情報を遮断してしまっている。
ここに壁が存在する。
「わかっている」という怖さ。
「常識」=「コモンセンス」というのは「物を知っている」つまり知識がある、ということではなく当たり前のことをさす。
ところがその前提となる常識、当たり前のことについてのスタンスがずれているのに、
自分達は知っていると思ってしまうのが、そもそもの間違い。



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